バージョンのフリーズ#
複数の量産型の装置に搭載されたIPCにTwinCATプロジェクトを展開する場合、TwinCATやライブラリのバージョンについて次の事象が発生する可能性があります。
開発者がTwinCATのバージョンアップを行うことにより、量産初期モデルと最新モデルでビルドバージョンやライブラリのバージョンが一意でなくなる。
開発者によって使用するXAEのTwinCATバージョンが異なっていることにより、機体ごとのビルドバージョンやライブラリのバージョンが一意でなくなる。
この事象により、特定のTwinCATビルドバージョンやライブラリバージョン(ユーザライブラリ含む)に起因した問題が発生した場合、どの機体に影響を及ぼすのか把握することが難しくなる問題が生じます。
これを防ぐため、どのバージョンのXAEでビルドしても同一のTwinCATバージョン、および、内包されるライブラリバージョンに固定化(フリーズ)する必要があります。
この章ではそれを実現する方法を説明します。