TF1200のインストールとHMI画面設定#

ここでは、IPC起動後、自動的に sway ウィンドウマネージャが起動し、自動ログインしてブラウザウィンドウをキオスクモード(全画面化)でTF1810-PLC HMI WEBを表示する設定について説明します。

まず、TF1200をインストールします。

$ sudo apt install tf1200-ui-client

自動ログイン、自動GUIモード起動設定#

インストール後、基本設定スクリプトを実行します。

$ cd /etc/TwinCAT/Functions/TF1200-UI-Client/scripts
$ sudo ./setup-full.sh --user=TF1200 --autologin --autostart

パラメータ

説明

--user

上記のとおりTF1200を指定すると、/home/TF1200のように、LinuxのOSユーザとしてTF1200が追加され、videoグループに所属します。このユーザでディスプレーマネージャが起動します。設定後はこのユーザへスイッチユーザコマンドsuにて切り替えて wayland や swayの設定を行う必要があります。

--autologin

IPC起動後、--userで作成したユーザにオートログインします。

--autostart

IPC起動後 wayland および sway が自動起動します。ターミナルモードのままにしておく場合は、この指定を行わないでください。

警告

--userに管理者権限のある既存ユーザ(rootやAdministrator)を指定しないでください。

TF1810(PLC HMI WEB) 全画面表示化の設定#

ブラウザウィンドウを TF1810 のURLへ変更します。まず、TF1200ユーザへ切り替えて、ホームディレクトリへ移動します。

$ su TF1200
$ cd

次に、TF1200の設定ファイルを編集します。

$ nano ./.config/TF1200-UI-Client/config.json

以下の2行の通りに変更します。

リスト 1.5 ~TF1200/.config/TF1200-UI-Client/config.json の編集#
{
        :
    "enableKioskMode": true,
        :
    "startUrl": "http://127.0.0.1:42341/Tc3PlcHmiWeb/Port_851/Visu/webvisu.htm",
        :
}

日本語フォントのインストール#

$ sudo apt install fonts-noto-cjk

サウンドと設定ツールのインストール#

$ sudo apt install pulseaudio rtkit pavucontrol