TwinCATのドライバセットアップ#
TwinCAT側がUDPのクライアントソフトとなり、外部のホストにて、UDPのサーバソフトウェアに対する送受信を実現する例について実装方法を説明します。
Ethernetドライバの作成#
TwinCATプロジェクト以下の
I/O
>Devices
を右クリックし、Add New Item...
を選択します。Ethernet
>RealTime Ethernet Adapter
を選択してOKボタンを押す作成されたDeviceをダブルクリックして現われたウィンドウから
Adapter
タブを選択し、Search
ボタンにより、UDPサーバと接続しているネットワークポートを選択します。注釈
この操作により選択可能なネットワークポートは、TwinCATリアルタイムネットワークドライバをインストールしたポートのみとなります。
Device1が出来上がっているので、これを右クリックし現われたメニューから
Add Object(s)...
を選びます。TcIoEth Modules
>TCP/UDP RT [Module]
を選択してOKボタンを押します。生成されたオブジェクトをダブルクリックし、現われたウィンドウから
Interface Pointer
タブを開きます。OTCID
欄の選択ボタンを押し、追加したデバイスを選択します。設定したインターフェースのIPアドレスおよびネットワークアドレスを設定します。次図の通り
TcIoIpSettings.ManualSettings
がをTrueに変更し、IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイ、DHCP有効無効を設定してください。注釈
初期値は
TcIoIpSettings.ManualSettings
はFalseとなっています。この設定の場合はリアルタイムドライバを使いつつも、Windowsのネットワーク設定のネットワークカードのTCP/IP V4の設定が反映されます。どちらで設定いただいても構いませんが、反映されるのはTcIoIpSettings
のパラメータだけですので、その他のパラメータは、こちらをご確認の上、必要に応じて適切に設定してください。