ELターミナルの構成とカプラの選定方法と電源について

1.1. ELターミナルの構成とカプラの選定方法と電源について#

EtherCATのカプラーからE-busへ供給される電源の最大供給電流は次の通りのバリエーションがあります。

型番

供給電流

EK11xx, EK15xx

2000mA

EK18xx

1000mA

EK19xx

500mA

そして各ELターミナルは、個別にE-busからの電源消費定格が弊社サイトの製品仕様に示されております。

連装するELターミナルは、この合計値がカプラの供給電流を越えないようにしなければなりません。これを越えてしまう直前では、次のとおりの電源供給ターミナルを別途設置してください。

型番

供給電流

備考

EL9400

2000mA

電源供給のみ、短絡保護無し。旧機種です。新規非推奨です。

EL9410

2000mA

診断機能、短絡保護あり。新規手配はこちらをお選びください。

電圧コンバータ#

24V供給直流電源を、任意の電圧の電源を前面の端子から取り出す事が可能なターミナルがあります。これらのターミナルは、入出力ともに前面の端子から取り合うものです。E-busへの供給電源とは関係ありませんので混同しないようご注意ください。

型番

入力電圧

出力電流

出力電圧

EL9505

24V

500mA

5V(非絶縁)

EL9508

24V

500mA

8V(非絶縁)

EL9510

24V

500mA

10V(非絶縁)

EL9512

24V

500mA

12V(非絶縁)

EL9515

24V

500mA

15V(非絶縁)

EL9560

24V

500mA

24V(絶縁)

TwinCAT上での定格電流値の確認方法#

TwinCAT上でEtherCATネットワークの構成を行うと、EtherCATメインデバイスのGeneralタブで許容電流が一覧されます。各ELターミナルの使用毎に消費する定格電流を差し引いて表示されますので、負値にならないように配置する必要があります。

この値がマイナスにならないように配置頂く必要があります。万が一マイナスになる場合、その前段にEL9410でE-bus電源を再供給する必要があります。